8月末の昼下がり。妙に肌寒い日だった。夏が死んでいくことを想像しながら僕は昆虫ゼリーを棚に並べていた。半分程.並べ終わった頃にお客さんに声をかけられた。白いTシャツに薄いインディゴのジーンズ、水色のビーチサンダルを履く大学生ぐらいの女性だった…
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